- 2006年9月18日
- 活動報告
すべての戦争犠牲者を追悼する千鳥ケ淵全戦没者追悼法要が9月18日、ご門主様ご参拝のもと、東京都千代田区の国立千鳥ケ淵戦没者墓苑で営まれました。
26回目の今年は僧侶・門信徒をはじめ各国大使や国会議員、財界関係者など2300人が参拝、非戦平和への決意を新たにしました。
午後0時35分から「つどい」が行われました。松原功人築地別院輪番が挨拶、宗門関係の千代田女学園の聖歌隊が仏教讃歌を歌う中、宗門関係の園児や生徒、参拝者の代表が尊前に献華を行いました。
布教使の阿部信幾氏が記念法話し、「平和が最も貴い」「自分が正しくとも、他を攻撃してはならない」という聖徳太子の政治理念を『憲法十七条』から明らかにした上で、改憲の動きを「どのような難局にさしかかっても、絶対に暴力や戦争を他国との交渉の手段にしない。戦後60年間話し合いで平和を維持し続けてきた。聖徳太子の精神を反映させた日本の憲法九条をまもらなければならない」と批判しました。
この後、「非戦・平和」をテーマに宗門関係学校から募集した作文で最優秀作品を受賞した千代田女学園中学校三年・奥木彩乃さんと国府台女子学院高等部二年・中川美和子さんの二人が作文を朗読しました。
ミャンマー連邦のフラ・ミン大使が「仏教徒として歴史に学び、戦争による惨事が二度と繰り返されないことを切に願う」と訴え、インドネシア共和国のイワン・アトマジャ臨時代理大使のメッセージが披露されました。
午後1時30分からご門主様が臨席され、法要が営まれました。各教区教務所長や松原輪番らが庭儀の列で入場。ご門主様が焼香された後、全員で正信偈をおつとめし、宗門要職者や国会議員、各国大使らが代表焼香しました。
挨拶で不二川公勝総長は法要の趣旨を述べた後、「戦争への危機感や、いのちの軽視、倫理観の欠如等に伴う出来事が相次ぐ現代社会にあって、今こそ、み教えに照らされ自己中心の心を反省して、同じいのちの繋がりの中で共に生かされていることに気付かせていただくことが求められている」と呼びかけました。
法要後、全参拝者が焼香しました。義兄の遺影を胸に参拝した滋賀県の大矢和子さんは「日本が改憲し戦争のできる国になるのを、生き残りの私たちは阻止しなければならない。そのためにもこの法要は絶対続けてほしい」と話していました。
text/ photo本願寺新報(2006年10月1日号1面)
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