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第25回 千鳥ケ淵全戦没者追悼法要

  • text / photo: 本願寺宗務首都圏センター
  • 2005年9月18日
  • 活動報告

国や宗門の内外を問わず、すべての戦争犠牲者を追悼する千鳥ヶ淵戦没者追悼法要が九月十八日、ご門主ご親修により東京都千代田区の国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑で営まれた。終戦六十年の第二十五回という節目となった法要には、全国各地から僧侶・門信徒をはじめ各国大使や国会議員(代理を含め二十人)など二千八百人が参拝、全員で声高らかに正信偈を唱和するとともに、ご門主の法話を聴聞し非戦平和への決意を新たにした。

午後零時三十五分、法要は恒例の「つどい」から始まった。武野以徳築地別院輪番が挨拶の後、宗門関係の千代田女学園聖歌隊が仏教讃歌を歌う中、宗門関係の園児や生徒をはじめ参拝者の代表が尊前に献華を行った。

記念布教として教学伝道研究センターの上山大峻所長が「平和への誓いを新たに」と題して法話。「武力で押さえつけても、それは本当の平和ではない。私たち一人ひとりが平和を思う心を自身の中で育てていく。それ以外に本当の平和への道はない」と訴えた。

この後、非戦・平和をテーマに宗門関係校から募集した作文で最優秀作品を受賞した京都女子中学三年・野村亜里沙さんと同高校三年・真砂優佳子さんの二人が作文を朗読した(2面に全文掲載)。

最後にカンボジアのプー・ソティレアッ大使やタイのスウイット・シマサクン大使などが法要へのメッセージを披露した。

20050918-2.jpg午後一時三十分、「法要」が始まり、不二川公勝総長が挨拶。続いて各教区教務所長や別院輪番ら出勤僧侶がご門主とともに庭儀(おねり)の列で入場した。

法要の趣旨を尊前に述べる「表白」でご門主は、人類の歴史が自己中心的な争いの歴史であること、戦後六十年の今も戦火が絶えないこと、全て戦没者を悼み非戦・平和を行動に表さねばならないことなどをお示しになった。

続いて、参拝者全員で正信偈を唱和。木下慶信宗会議長や国会議員、各国大使ら来賓が代表焼香した。

ご親教(法話)を述べられたご門主は、われわれが煩悩具足の凡夫であるという現実を踏まえた上で、仏法に照らし具体的に非戦・平和の道を考える必要があることなど、念仏者のあるべき姿をお示しになった(2面に全文掲載)。最後に全員で恩徳讃を斉唱して法要を終了した。

参拝者からは「ご門主の法話に感銘を受けた。平和に対する考えが深まったり、その思いを新たにした」「中高生の作文に感動し、また教えられた」「墓苑に響く正信偈が宗門の平和宣言のように聞こえた」といった感想が聞かれた。

text/本願寺新報(2005年10月1日号1面)

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